2026年4月1日付けで滋賀医科大学形成外科学講座の初代教授を拝命いたしました荒田順(あらたじゅん)と申します。

形成外科は「生まれつき」、「けが」、「腫瘍」による見た目・機能の損失に対し、再建治療を行う診療科です。私たちは病因を正確に把握したうえで治療計画を立案し、見た目と機能の両面から丁寧にアプローチして、より良い医療を提供できるよう努めています。患者さんが笑顔で社会生活に復帰されることが、私たちの何よりの喜びです。

対象となる疾患は、顔面骨骨折などの顔面外傷、唇裂・口蓋裂・小耳症・副耳などの顔面先天異常、多指症・合指症など手足の先天異常、手の外傷(切断指、腱断裂・骨折・拘縮など)、良性・悪性皮膚腫瘍、瘢痕、熱傷、皮膚潰瘍に加え、眼瞼下垂、臍突出(でべそ)、乳房再建に代表される手術後の組織欠損に対する再建など多岐にわたります。短指(趾)症に対する骨延長術や鼻の変形に対する形成術においては、独自の皮膚切開を行わない非切開式骨切り法を用い、整容面を中心に良好な成績を収めています。

「滋賀医科大学附属病院で治療を受けたい」と思っていただけるような診療科を目指します。

また、若手医師の育成も重要な使命です。将来を担う優秀な形成外科医を育み、滋賀県における形成外科医療のさらなる充実に貢献してまいります。研修医の皆さん、ぜひ一度、滋賀医科大学形成外科を見学にお越しください。