私は1994年(平成6年)に滋賀医科大学を卒業しました。卒業当時は滋賀医科大学にはまだ形成外科の講座がなかっため、いったん滋賀を離れ、京都大学形成外科の関連病院において形成外科全般にわたる手術手技の習得をめざして研鑽に励みました。そして、2022年4月に滋賀医科大学に戻ってきました。滋賀医科大学に形成外科医として戻ってこれたことを大変うれしく思っています。ただ、まだまだ滋賀医科大学附属病院の中でも形成外科の診療は満足のいくものではないと感じています。外傷や腫瘍を元の健常な状態に戻すべく見た目と機能の美しさを考えた治療を提供し、丁寧で満足度の高い手術を行うことで、滋賀県内に限らず全国から滋賀医科大学形成外科での治療を希望していただけるよう、日々精進して参ります。滋賀医科大学内だけでなく、滋賀県内の形成外科を発展させて、全国的にも治療満足度において大きな評価が得られることを願っています。

私の赴任後、4名の専攻医が滋賀医科大学形成外科で修練されています。みな明るく活発で、熱心に働いてくれており、大変うれしく思います。これからもさらに多くの専攻医の方を迎え、しっかりと人材を育成し滋賀県の形成外科診療をさらに充実させていきたいと思います。

研修医のみなさん、是非、滋賀医科大学形成外科に見学にお越し下さい。